リスキリング給付金は個人で使える?会社員の自費負担を減らす実務ガイド

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リスキルAIキャリア編集部

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リスキルAIキャリアは、AI時代の学び直し・キャリア形成・副業・転職に役立つ情報を発信するWebメディアです。編集部では、生成AIスキルの身につけ方、AI関連スクール・講座の選び方、キャリアアップにつながる学習方法などを、実務目線でわかりやすくお届けしています。

「リスキリングの給付金・助成金を、会社員個人で使えるのか」に先に答えます。個人が自分で申請できるのは教育訓練給付だけで、人材開発支援助成金は会社が申請主体です。まず自分がどの制度を使えるか、下の判定で分岐してください。

30秒判定|あなたが個人で使える可能性がある制度

30秒判定|あなたが個人で使える可能性がある制度

4つの質問に答えるだけで、今日動くべき制度が分かります。上から順に確認してください。

  1. 雇用保険に入っている/入っていた期間がある → はい:教育訓練給付を確認 / いいえ:公的給付は難しい。会社補助・特定支出控除へ
  2. 受けたい講座が「教育訓練給付制度 検索システム」に載っている → はい:給付対象の可能性あり / いいえ:その講座は原則対象外
  3. 講座種別が一般・特定一般・専門実践のどれか → 一般:受講後申請が中心 / 特定一般・専門実践:受講前手続き必須。先にハローワーク
  4. 会社が費用を出す予定がある → はい:人材開発支援助成金を会社に相談 / いいえ:個人では申請不可

個人で動くなら、最初に見るのは教育訓練給付です。会社向け助成金を個人で取りに行くルートはありません。

制度名 申請主体 個人が自分で使える? 窓口
教育訓練給付(一般・特定一般・専門実践) 個人(受講者本人) 使える ハローワーク
人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース) 事業主(会社) 使えない 都道府県労働局
人材開発支援助成金(自発的職業能力開発訓練) 事業主(会社) 使えない(会社の制度が前提) 都道府県労働局

確認日:2026年7月9日/出典:厚生労働省「教育訓練給付制度」「人材開発支援助成金」。制度は毎年改定されるため、最新の要件・金額は必ず公式で確認してください。

※教育訓練休暇給付金は、通常の教育訓練給付とは別制度です。利用条件が限定されるため、本記事では教育訓練給付を中心に解説します。利用を検討する場合は厚生労働省の最新資料を確認してください。

リスキリングの全体像はリスキリングとは?意味・類語との違い・メリットから始め方まで完全ガイドも参考にしてください。

助成金と給付金の違い|個人が使えるのは給付金だけ

助成金と給付金の違い|個人が使えるのは給付金だけ

助成金と給付金は、お金の受け取り手が違います。給付金は個人が受け取り、助成金は会社が受け取ります。1つの表で整理します。

比較項目 教育訓練給付 人材開発支援助成金
申請者 個人 会社
お金を受け取る人 個人 会社
対象 個人の受講費 会社が負担する訓練費・賃金
個人の自費受講 対象になり得る 対象外
窓口 ハローワーク 都道府県労働局

自腹で学ぶ会社員は、助成金ではなく教育訓練給付を確認してください。会社が研修費を出す前提のときだけ助成金の話になります。会社での申請手順はリスキリング助成金は2026年度が最終|生成AI研修の申請手順で解説しています。

人材開発支援助成金が個人に使えない理由

人材開発支援助成金が個人に使えない理由

人材開発支援助成金が個人に使えないのは、制度が事業主向けに設計されているからです。理由は2つです。

1つ目は賃金助成の存在です。事業展開等リスキリング支援コースは経費助成に加え、訓練中の賃金を助成します(中小企業で1人1時間1,000円、上限1,200時間)。賃金を払う立場は会社なので、構造上個人は入れません。

2つ目は自主学習に近い「自発的職業能力開発訓練」でも、事業主が経費の1/2以上を負担することが要件だからです。会社がお金を出して初めて成立する制度で、社員が単独で受講しても対象外です。

なお事業展開等リスキリング支援コースと人への投資促進コースは、いずれも令和8年度末(2027年3月)までの時限措置です。令和8年度(2026年度)が最終年度と厚労省パンフに明記されており、会社経由で使うなら2026年度が最後の申請機会になる可能性が高い点は押さえてください。確認日:2026年7月9日/出典:厚生労働省 各コースパンフレット(令和8年5月14日版)。後継制度の公式発表は現時点で確認できません。

教育訓練給付の3種類と給付率|30万円講座でいくら戻る?

教育訓練給付の3種類と給付率|30万円講座でいくら戻る?

教育訓練給付は3種類あり、給付率と自己負担が大きく異なります。会社員が個人で申請できる唯一の主要ルートです。30万円の講座を受けた場合の給付例で比較します。

種類 給付率 上限 30万円講座の給付例 初回の雇用保険要件 受講前手続き
一般教育訓練 20% 10万円 6万円(自己負担24万円) 1年以上 原則不要(受講後申請)
特定一般教育訓練 基本40%→最大50% 20万→25万円 12万〜15万円(自己負担15〜18万円) 1年以上 必須(先にハローワーク)
専門実践教育訓練 基本50%→最大80% 年間40万→64万円 15万〜24万円(自己負担6〜15万円) 2年以上 必須(先にハローワーク)

上の金額は単純計算例です。実際の支給額は受講料、支給対象経費、修了要件、上乗せ条件で変わります。継続受給には原則3年以上の加入年数が必要です。確認日:2026年7月9日/出典:厚生労働省「教育訓練給付制度」。

専門実践の80%は、資格取得や賃金5%以上上昇などの条件を満たした場合の上乗せ率です。基本は50%、修了後1年以内に被保険者として雇用されると70%、賃金上昇でさらに80%へ段階的に上がります(令和6年10月以降開講講座から適用)。「いきなり最大率」ではなく、条件達成後に上乗せされる段階制です。細かい要件は必ずハローワークで確認してください。

「知っている」で止めない生成AIスキルの証明|PEP検定

PEP検定が問うのは基礎的な知識はもちろん、実務においてどのように生成AIを活用するか、プロンプトを設計するかなど“実際に使いこなす力”です。日本初の実務特化検定で、AIエージェントのように動きの速い領域もシラバスが追従。学び直しの成果を、転職・副業・社内評価で通用する客観的な根拠に変えられます。

  • 知識で止めず、プロンプト設計など“手を動かして使う力”を測る
  • CBTで全国いつでも受験可能
  • 個人の転職・副業から、社員のリスキリング成果の証明まで対応

監修|北海道大学大学院 情報科学研究院 川村 秀憲 教授
人工知能・マルチエージェントシステム研究の第一人者。観光情報学会理事ほか。

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生成AI・プロンプト講座は教育訓練給付の対象になる?確認手順

生成AIやプロンプト系の講座が対象かは、公式の検索システムで1件ずつ確認するのが確実です。教育訓練給付 生成AIで探す人が最初につまずく点です。

対象は「教育訓練給付制度 検索システム」に登録された指定講座だけです。確認手順は次のとおりです。

  1. 厚生労働省の「教育訓練給付制度 検索システム」にアクセスする
  2. 受けたい講座名で検索する
  3. 出なければ関連語で広げる
  4. 一般・特定一般・専門実践の種別で絞り込む
  5. 指定講座として表示されるか確認する

検索キーワード例

まず講座名で検索し、出なければ次の語で広げます。

  • AI/生成AI
  • データサイエンス/Python
  • DX/IT/基本情報
  • G検定/E資格
  • ビジネス統計

次の3点が一致しない講座は、広告文だけで判断しないでください。スクール名が似ていても別講座は対象外です。

  • 講座名
  • 実施施設名
  • 指定番号/指定講座の種別

少なくとも受講前には、厚生労働省の検索システムで講座名を直接確認してください。検索結果に出ない講座は原則として対象外です。指定はデータサイエンスやIT系の体系的な講座が中心で、短時間の単発講座は登録が限られます。講座選びは転職に強い生成AIスクール7選!未経験から内定を勝ち取る実践ガイドも判断材料になります。

給付が使えない場合の自費負担を減らす現実的な方法

対象講座が無い、または加入年数が足りない場合でも、自費を減らす手は残っています。ここが公式サイトにない実務的な独自視点です。

高額講座に行く前に、検定で現在地を確認する

教育訓練給付の対象講座が見つからないとき、いきなり数十万円の生成AI講座を契約する必要はありません。先に検定で現在地を測る方が、無駄な受講費を避けやすくなります。

プロンプト設計、生成AIの業務活用、リスク理解を学ぶ目的なら、PEP検定のような試験で基礎範囲を確認してから、不足分だけ講座・教材を選ぶのが現実的です。給付金の対象講座が見つからない人は、まず検定で生成AIスキルの現在地を確認してから受講先を決めてください。数十万円を投じる前に、自分がどの範囲を学ぶべきか把握できます。

会社の自己啓発支援制度を照会する

研修費補助や資格取得手当を設ける会社は少なくありません。就業規則や社内ポータルを確認し、生成AI講座が対象か人事に照会してください。会社経由なら前述の人材開発支援助成金を会社が使える可能性も出ます。

特定支出控除は数字でハードルを把握する

会社員でも、業務関連の研修費・資格費を確定申告で特定支出として申告できます。ただし特定支出控除 研修費は、少額の講座代では使いにくい制度です。給与所得控除額の2分の1を超えた部分だけが対象になるためです。

例として年収500万円なら給与所得控除額は144万円、その半分の72万円が基準額です。研修費・資格費などの特定支出が72万円を超えた部分だけが控除対象になります。会社の証明なしに、自己判断で研修費を控除できる制度ではありません。確認日:2026年7月9日/出典:国税庁「給与所得者の特定支出控除」。適用可否は税務署で確認してください。

  • 会社の研修費補助・資格手当を人事に照会する
  • 高額講座の前に検定で現在地を測る
  • 特定支出控除の要件を国税庁で確認する
  • 基礎は無料教材、有料は実務スキルに絞って併用する

40代からの学び直しの進め方は40代の生成AIリスキリングは手遅れ?勝ち筋と最初の1資格を本音で解説も合わせて確認してください。

教育訓練給付の申請方法と落とし穴|必要書類と入金までの期間

教育訓練給付は申請の順番を間違えると受給できません。特に受講前の手続きを飛ばすと致命的です。時系列で整理します。

  1. 受講前(専門実践・特定一般):訓練対応キャリアコンサルティングを受け、ジョブ・カードを作成する
  2. 受講前(専門実践・特定一般):受講開始日の原則1か月前までにハローワークで受給資格確認を行う
  3. 受講中:出席・修了要件を満たす(専門実践は原則6か月ごとに支給申請)
  4. 受講後:修了から原則1か月以内に支給申請する

専門実践・特定一般は受講前のキャリアコンサルティングを受けていないと申請できません。受講後に気づいても取り返せません。支給申請から入金までの期間は制度・時期で変わるため、申請時にハローワークで目安を確認してください。

ハローワークで確認・申請するときに用意するもの

一般的に確認されるものは次のとおりです。

  • 本人確認書類
  • 雇用保険被保険者番号が分かるもの
  • 受講予定講座の名称・指定番号
  • 教育訓練施設名
  • 受講開始日・修了予定日
  • 受講料が分かる資料
  • マイナンバー確認書類
  • 振込先口座情報
  • ジョブ・カード(特定一般・専門実践で必要になる場合あり)

必要書類は講座種別と申請時期で変わります。受講前に住所地を管轄するハローワークへ確認してください。

よくある質問

Q. 会社員個人が人材開発支援助成金を申請できますか?

できません。申請主体は事業主(会社)で、賃金助成が前提の制度だからです。個人が学ぶ費用を戻す制度は教育訓練給付です(確認日:2026年7月9日/出典:厚生労働省)。

Q. 生成AI講座に教育訓練給付は使えますか?

その講座が「教育訓練給付制度 検索システム」の指定講座なら使えます。短時間の生成AI単発講座は登録が限られます。受講前に検索システムで対象かを必ず確認してください。

Q. 雇用保険の加入年数が足りないと使えませんか?

教育訓練給付は加入年数が要件です。一般・特定一般は初回1年以上、専門実践は初回2年以上が目安で、継続受給には原則3年以上が必要です。満たさない場合は会社の補助や特定支出控除を検討してください。

Q. 申請すれば必ず受給できますか?

保証はありません。受講前手続き・出席要件・支給申請期限などの支給要件を満たし、審査を通る必要があります。要件は改定されるため最新情報をハローワークで確認してください。

Q. PEP検定の受検料に教育訓練給付は使えますか?

教育訓練給付は、厚生労働省の指定を受けた教育訓練講座が対象です。検定の受検料単体が対象になるかは、指定講座・対象経費として扱われるかで変わります。受検前に検索システムとハローワークで確認してください。給付対象でない場合でも、PEP検定は高額講座を選ぶ前のスキル確認として使えます。給付が使える講座を探す前に、自分がどの範囲を学ぶべきかを把握しておくと、不要な講座費用を避けやすくなります。

Q. 会社が研修費を出す場合はどの制度になりますか?

会社が申請する人材開発支援助成金の対象になり得ます。ただし計画届を訓練開始の6か月前から1か月前に提出するなど手順が厳格です。会社の人事・労務担当と早めに相談してください。

「知っている」で止めない生成AIスキルの証明|PEP検定

PEP検定が問うのは基礎的な知識はもちろん、実務においてどのように生成AIを活用するか、プロンプトを設計するかなど“実際に使いこなす力”です。日本初の実務特化検定で、AIエージェントのように動きの速い領域もシラバスが追従。学び直しの成果を、転職・副業・社内評価で通用する客観的な根拠に変えられます。

  • 知識で止めず、プロンプト設計など“手を動かして使う力”を測る
  • CBTで全国いつでも受験可能
  • 個人の転職・副業から、社員のリスキリング成果の証明まで対応

監修|北海道大学大学院 情報科学研究院 川村 秀憲 教授
人工知能・マルチエージェントシステム研究の第一人者。観光情報学会理事ほか。

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